Apple、次期プラットフォームのiPhoneなど向け「iOS 9」およびパソコン向け「OS X El Capitan」のパブリックベータ版を提供開始
AppleがiOS 9とOS X El Capitanの一般向けベータ版を提供開始! |
Apple(アップル)は9日(現地時間)、iPhoneやiPadなどのスマートフォン(スマホ)およびタブレット向け「iOS」とMacBookなどのパソコン向け「OS X」の次期バージョン「iOS 9」および「OS X El Capitan」の一般向けベータ版(パブリックベータ版)を提供開始したとお知らせしています。
それぞれ今年6月8日に行われた開発者向けイベント「WWDC 2105」にて発表され、すでに同日から開発者向けベータ版(デベロッパーベータ版)が提供されていましたが、今回新たに一般向けベータ版が提供開始されました。
一般向けベータ版は7月初旬からそれぞれ提供されるとのことでした。また、今後2週間間隔でアップデートしていき、今秋にも正式版がリリース予定となっています。
一般向けベータ版を利用するには「Apple Beta Software Program」( https://beta.apple.com/sp/betaprogram/ )にApple IDで登録し、同意した後、利用したいOSを「OS X」および「iOS」を選び、それぞれ手順に従って導入します。例えば、iOSでは以下の流れとなります。
https://support.apple.com/HT203282
1)iOS バックアップをアーカイブします。
インストールするソフトウェアはベータ版であることに注意してください。ベータ版の iOS をインストールする前に必ずデータとファイルのバックアップを作成してください。iOS パブリックベータをインストールする前に、iTunes バックアップとそのアーカイブを作成することをお勧めします。
2)プロファイルをダウンロードします。
お使いの iOS デバイスから http://beta.apple.com/profile にアクセスして、構成プロファイルをダウンロードしてください。iOS デバイスにインストールするか尋ねるメッセージが表示されたら、画面に表示される指示に従ってインストールを許可してください。
3)お使いの iOS デバイスをアップデートします。
iOS 8.1.3 以降を搭載した iOS デバイスは、最新のパブリック・ベータ・ソフトウェアを OTA(Over The Air)で自動受信します。「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」とタップすると、使用可能なベータソフトウェアがインストールされます。
iOS 8.4の対象機種はiPhone 4S以降およびiPad 2以降、iPod touch(第5世代)の合計15機種。アップデートの価格は無料。
iOS 9では比較的マイナーチェンジという印象で、音声ナビゲーションサービス「Siri」の改善や次の操作を予測してナビゲーションしてくれる「Proactive Assistant」、新しい標準機能にノートアプリ「Notes」やニュースアプリ「News」が追加され、細かな改善としては効率化によるバッテリー駆動時間の延長などのさまざまな変更があるということです。
ただし、iPad AirやiPad Air 2、iPad mini 2、iPad mini 3ではマルチタスクが強化され、特にiPad Air 2では画面分割機能が導入されます。
記事執筆:memn0ck
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