本日発売!au向けEDGESTデザインの5インチフルHD IGZO搭載Android 5.0 Lollipopスマホ「AQUOS SERIE SHV32」を写真と動画でチェック【レポート】



au向けスマホ「AQUOS SERIE SHV32」を写真と動画で紹介!

既報通り、KDDIおよび沖縄セルラーが今夏以降に発売するau向け「2015年夏モデル」として約5.0インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶を搭載して3辺狭額縁「EDGEST」デザインのAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)採用スマートフォン(スマホ)「AQUOS SERIE SHV32」(シャープ製)を発表しました。

昨夏モデル「AQUOS SERIE SHL25」の後継機種で、今春モデルでコンパクトな「AQUOS SERIE mini SHV31」に続く高音質通話サービス「VoLTE」に対応し、新たに64bit対応オクタコアCPU(2.0GHzクアッドコアCPU+1.5GHzクアッドコアCPU)のQualcomm製「MSM8994(Snapdragon 810)」に強化され、下り最大225Mbpsに対応するなど、さらなる進化を遂げています。

発表翌日より事前予約受付が行われ、本日6月5日に発売されました。価格(税込)はすでに紹介しているように本体価格が82,080円、実施負担額が新規契約および機種変更で37,800円、誰でも割適用時の他社から乗り換え(MNP)で21,600円。今回は発表会の展示会場にて実際にタッチ&トライした模様を写真および動画で紹介します。

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AQUOS SERIE SHV32のカラーバリエーションは左からホワイトおよびグリーン、ピンク。グリーンがメインカラー

シャープでは今夏にau以外にもNTTドコモおよびSoftBank向けにそれぞれフラッグシップモデルを投入しますが、NTTドコモ向け「AQUOS ZETA SH-03G」が約5.5インチ、SoftBank向け「AQUOS Xx」が約5.7インチとかなり大きめのディスプレイを採用しているのに対し、au向けAQUOS SERIE SHV32は約5.0インチと最近ではフラッグシップモデルとしてはむしろ小さめなサイズとなっています。

ディスプレイは約5.0インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶で、新たに新開発のバックライトかつカラーフィルター「S-PureLED」を搭載し、消費電力を減らしつつもより深く鮮やかな色再現を実現しています。

カラーバリエーションはホワイトおよびグリーン、ピンクの3色が用意されており、ディスプレイの周りのベゼルが黒でメリハリある見た目になっており、EDGESTデザインがより"フレームレス"に近い印象を与えています。

サイズは約132×70×9.6mm(最厚部9.9mm)と少し厚めですが、質量は約134gと軽量で、防水(IPX5およびIPX7準拠)に対応しています。

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ディスプレイの上と左右の額縁(ベゼル)が非常に狭い「EDGEST」デザインを採用

ディスプレイの上には近接センサーおよび光センサー、受話口・マイクが配置され、ディスプレイの下にフロントカメラと充電・着信ランプが配置されています。フロントカメラは新開発の広角約210万画素CMOSカメラを搭載し、自分撮りでもワイドできれいに撮影できるほか、人物の顔を検出して自動での露出調整に対応しています。

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ディスプレイの下には「AQUOS」ロゴが配置

なお、ディスプレイの下にハードキーは搭載されておらず、ナビゲーションキーはオンスクリーンボタンを採用しています。

背面には上部左側に携帯電話ネットワーク用の内蔵アンテナ、上部右側にワンセグやフルセグ(地上デジタルTV)用の内蔵アンテナ、左右の上側と下部全体に無線LAN(Wi-Fi、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠)やBluetooth 4.1、GPSのアンテナが配置されています。なお、フルセグの利用には付属の「シャープ TVアンテナケーブル01」の接続が必要。

また、背面のデザインは刷新されており、よりフラットなデザインでガラス製ではないものの、ガラスのような質感を演出。でっぱりのほぼないすっきりとした約1300万画素CMOSリアカメラやカメラなど用モバイルライト、おサイフケータイ(FelicaやNFC)マーク、赤外線ポート、サブマイクが搭載。

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AQUOS SERIE SHV32の背面の様子


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AQUOS SERIE SHV32のリアカメラ分

カメラは引き続き、リコー「GRシリーズ」開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR Certified」を取得しており、GR Certifiedの高い基準をクリアするために設計されたレンズは周辺までクリアで高精細な描画を実現しているほか、とっさのシーンでもブレが少ない「光学式手ぶれ補正(OIS)」も搭載しています。

また、新たに世界最高最大210fpsのスーパースロー映像の再生に対応し、眼ではとらえられない一瞬を撮影し、スーパースロー映像で楽しめ、スーパースロー映像をMP4ムービーとしてSNSなどに簡単に共有できるようになっています。210fpsではFWVGA(854×480ドット)までで撮影でき、120fpsならフルHD(1920×1080ドット)まで撮影可能。その他、長時間の動画を短くする人気のタイムラプスにも標準で対応しています。

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ここでAQUOS SERIE SHV32にて実際にスーパースロー撮影を行っているところやなどの動画をご覧ください。


S-MAX:シャープ製「AQUOS SERIE SHV32」のスーパースロービデオ - YouTube


左側面にはストラップ穴や外部接続端子(microUSB規格)、右側面には電源キーや音量UP/DOWNキーが配置され、左右側面の下側には持つだけで画面が点灯するなどのユーザーインターフェース(UI)「グリップマジック」のためのグリップセンサーが搭載。

上側面にはmicroSDカードおよびSIMカードスロットのカバーや3.5mmイヤホンマイク端子、下側面にはマイクとスピーカーが配置されています。なお、microSDカードは最大128GBまで、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズのVoLTE対応「au Nano IC Card 04」となっており、スロットのトレイにはIMEI(端末識別番号)が記載されています。

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AQUOS SERIE SHV32の上下左右側面

OSはAndroid 5.0.2(開発コード名:Lollipop)を採用し、音声入力に対応したコンシュルジュサービス「エモパー」は2.0になり、家では「声」で、外では「表示」でシーンに応じて感情豊かに話かけてくれるようになり、今までよりももっと寄り添う存在へ成長しています。

例えば、イヤホンを使うことで屋外では電車でいつも降りる駅を教えてくれたり、知らない街で電車を降りると周辺情報を知らせてくれたりと、行動に合わせた話題を投げかけてくれるようになっています。

また、入力したキーワードの関連語から使う人にぴったりな話題を選んで話しかけてくれ、エモパーが話した後に「他には?」や「もう一度)などと声をかけることで他の話題も教えてくれます。

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左からアプリ一覧(ランチャー)画面およびWebブラウザーでS-MAXを表示した画面、カメラのメニュー画面


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左から「設定」画面および「ストレージ」画面、「端末情報」画面

チップセットは64bit対応Qualcomm製「Snapdragon 810 MSM8994」でオクタコアCPU(2.0GHzクアッドコア+1.5GHzクアッドコア)を採用し、LTE UE Category 6やキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、FDD-LTE(au 4G LTE)では下り最大225Mbps、TD-LTE(WiMAX 2+)では下り最大220Mbpsで通信可能。

内蔵メモリー(RAM)は3GB、内蔵ストレージは32GB、バッテリー容量は2600mAh、連続通話時間は最大約1200分、連続待受時間は最大約380時間、充電時間は約130分。ハイレゾやグローバルパスポート(LTE/UMTS/GSM)、Wi-Fiテザリング、Miracast、緊急速報メール、緊急通報位置通知、簡易留守録などに対応。

最後に発表会の展示場でAQUOS SERIE SHV32を試した模様や主な特長などを説明員に説明してもらった動画を紹介しておきます。


S-MAX:シャープ製「AQUOS SERIE SHV32」ファーストインプレッション - YouTube


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◯主な仕様
商品名AQUOS SERIE SHV32
OSAndroid 5.0
メーカーシャープ
ディスプレイ約5.0インチ
フルHD
IGZO液晶
リアカメラ約1310万画素
サブカメラ約210万画素
重量約134g
電池容量2600mAh
サイズ約70(W)x132(H)x9.6(D) mm
(最厚部9.9mm)
メモリー約32GB(ROM)
約3GB(RAM)
連続通話(VoLTE)約1200分
待受時間(LTE/WiMAX 2+)約380時間
カラーホワイト、グリーン、ピンク
外部メモリーmicroSDXC(最大128GB)
4G LTE
受信最大225Mbps
キャリアアグリゲーション対応

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