NTTドコモ、世界初の虹彩認証「IrisPassport」を搭載したスマホ「ARROWS NX F-04G」を発表!64bit対応オクタコアCPUや5.2インチWQHD液晶、Android 5.0 Lollipopなど



NTTドコモが世界初の虹彩認証搭載スマホ「ARROWS NX F-04G」を発表!

NTTドコモは13日、今夏以降に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2015夏モデル新商品発表会」を開催し、世界初の虹彩認証「IrisPassport」を搭載したAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)採用スマートフォン(スマホ)「ARROWS NX F-04G」(富士通製)を発表しています。2015年5月下旬に発売開始予定で、本日5月13日(水)からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されます。

虹彩認証以外にもARROWS NX F-04Gは富士通としては久しぶりのウルトラハイスペックになった昨年の秋冬モデルで前機種「ARROWS NX F-02G」と同じ高画素密度な約570ppiの約5.2インチWQHD(1440×2560ドット)液晶や3GB内蔵メモリー(RAM)を搭載。

さらに新たにチップセットが64bit対応オクタコアCPU(2.0GHzクアッドコアCPU+1.5GHzクアッドコアCPU)のQualcomm製「MSM8994(Snapdragon 810)」に強化され、キャリアアグリゲーション(CA)による下り最大225Mbpsサービス「PREMIUM 4G」に対応するほか、カメラも今夏モデルでは最高画素の約2150万画素カメラになるなど、さらなる進化を遂げたモデルとなっています。

F-04G_02_960

ARROWS NX F-04GはNTTドコモ向けの富士通フラッグシップモデル「ARROWS NX」シリーズの最新機種で、『全ての動作をスマートに。世界初虹彩認証「IrisPassport」搭載。』と銘打たれ、64bit化やカメラ画素数向上、OSのメジャーバージョンアップなどといった基本機能を強化し、昨年秋冬モデルのARROWS NX F-02Gからさらに進化させた機種です。

デザインは前機種のARROWS NX F-02Gがアウトドア向けかのような無骨さがあった印象から、どちらかというと富士通に吸収された以前の東芝の機種のようなスクエアでソリッドな先進性(もしくは未来感)のある印象に変わっており、アルミのHEADLINEバーツがアクセントになっています。

カラーバリエーションはWhite(白)およびBlack(黒)、IrisGreen(緑)の3色が用意され、メインカラーのIrisGreenはARROWS NX F-04Gの最大の特長である虹彩認証の"虹彩"をイメージした色とのこと。サイズは約146x70x8.8mm、質量は約155g。

注目の虹彩認証は画面を見るだけ一瞬で認証され、画面をタッチすればブラックアウト解除(画面オン)になるため、画面をタッチして見るだけでロック解除が可能になるほか、Webサイトやアプリのログインも画面を見るだけで認証できるようになっています。

リアカメラは今夏モデルで最高画素の約2150万画素裏面照射型CMOSになり、一瞬を切り取る素早いオートフォーカス(AF)や逆光および暗い場所の撮影も綺麗に撮影できるリアルタイムHDRなどに対応。

自分撮りしやすいフロントカメラは約240万画素裏面照射型CMOSで、タッチシャッターや顔検出機能に対応しています。

内蔵ストレージは32GB、外部ストレージはmicroSDXCカードスロット(最大128GBまで)、バッテリー容量は3210mAh(取り外し不可)と、前機種のARROWS NX F-02Gの3500mAhやさらに前の「ARROWS NX F-05F」の3200mAhよりも減量されていますが、チップセットの省電力化などによって電池持ちは良くなっているとのこと。なお、急速充電は卓上ホルダーでも対応。

チップセットの変更によって、LTE UE Category 6にも対応し、キャリアアグリゲーション(CA)の「PREMIUM 4G」によって下り最大225Mbpsでデータ通信が利用可能。対応周波数帯もLTEが700MHz(Band 17)および00MHz(Band 19)、1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のペンタバンド対応、3G(W-CDMA/HSPA+)はFOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsの新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。

海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能で、中国でのTD-LTEや北米でのFDD-LTEのBand 17にも対応しています。なお、ARROWS NX F-02Gと同様にSIMカードスロットがiPhone 5などと同じnanoSIMカードスロット(4FF)を採用。

下り最大867Mbpsに高速化した2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドやMIMOによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.1、テザリング(Wi-FiおよびUSB)、GPS、NFC Type A/B、DLNA・DTCP・DTCP+、MHL 3.0、TranferJetなどにも対応しています。

また、LTEでも無線LAN(Wi-Fi)でも快適に通信できる「高速ダウンロード」に対応し、新たにPREMIUM 4GとWi-Fiの同時接続「マルチコネクション」に加え、富士通独自の通信技術によって最大32本の同時コネクションに対応しています。

その他、ワンセグやフルセグ、NOTTVはARROWS NX F-02Gに続きアンテナ内蔵型で、おサイフケータイ(Felica)や赤外線通信、防水(IPX5、IPX8準拠)、防塵(IP5X準拠)、VoLTEなど対応していない機能がないくらいに充実しています。

ソフトウェアも最新OSのAndroid 5.0 Lollipopになり、引き続き、好評な日本語入力アプリ「Super ATOK ULTIAS」をプリインストールし、間違って入力した文字も修正できます。

◯主な仕様
機種名ARROWS NX F-04G
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約146x70x8.8
質量(g)約155
OSAndroid 5.0
CPU
(チップ名、クロック)
MSM8994
64bit対応オクタコア(2.0GHzクアッドコア+1.7GHzクアッドコア)
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
32GB/3GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(128GB)
バッテリー容量3120mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
約360/約400/約320
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
約1200/約890/約870
実使用時間(時間)※1未定
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約5.2インチ
WQHD 1440×2560
TFT液晶 IPS
1677万色
Xi(LTE、受信時最大/送信時最大)225Mbps/50Mbps
VoLTE
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz
/800MHz/700MHz)
○/○/○/○/○
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/○
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約2150万/約2150万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約240万/約210万
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP5X)
Bluetooth○(4.1)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
◎/◎
ハイレゾオーディオ対応
LTE/Wi-Fi同時接続による
高速ダウンロード
LTE/Wi-Fi同時接続による
スムーズな通信
UIMカードnanoUIM
Black
White
IrisGreen
製造メーカー富士通
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:memn0ck


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docomo ARROWS NX F-04G | 製品 | NTTドコモ
スマートフォン・タブレット・携帯電話(ARROWS NX F-04G) - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
報道発表資料 : 2015夏モデルの10機種を開発 | お知らせ | NTTドコモ

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