Google、Nexus 7(2013)および(2012)のWi-FiモデルやNexus 10、Nexus Player向けにAndroid 5.1.1 Lollipopを提供開始!ファクトリーイメージ(LMY47V)も配布中



Nexus 7、10、PlayerにAndroid 5.1.1 Lollipopが提供!

Google(グーグル)は30日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレット向けプラットフォーム「Android」の最新バージョン「Android 5.0(開発コード名:Lollipop)」(以下、Android 5.0 Lollipop)の最新バージョン「5.1.1」を「Nexus」シリーズのうちの「Nexus 7」の2013年版Wi-Fiモデル(razor)および2012年版Wi-Fiモデル(nakasi)、「Nexus 10」(mantaray)、「Nexus Player」(fugu)向けに提供開始しています。

また、これらの機種向けにAndroid 5.1.1 Lollipopのファクトリーイメージ(ビルド番号:LMY47V)も配布しています。変更点は不明ですが、バージョン番号から恐らくすでに提供されていたAndroid 5.1.0 Lollipopの不具合解消などが実施されていると推察されます。

ModelVersionMD5 ChecksumHA-1 Checksum
Nexus 7 [2013]
(Wi-Fi)
"razor"
5.1.1
(LMY47V)
8f67c89077fda58881287f0a8109ba7ca58e6175f4fa5803ad3ec4bbb21adf3e1af823d9
Nexus 7 [2012]
(Wi-Fi)
"nakasi"
5.1.1
(LMY47V)
32624479e2f24d07fd04a2099a163604b48bd71d1e6686fc68cd7fa9c17c18d7c4d078df
Nexus 10
"mantaray"
5.1.1
(LMY47V)
f48a673f50a703294fa130fac81058b591a865a60a316c4c3678141528811138bffafa1c
Nexus Player
"fugu"
5.1.1
(LMY47V)
4cdca0afb82031d3ee36ca8d8bea28f3d83f363e7442623ca3a59636c35af683c3406d60

ファクトリーイメージの導入方法はWindowsまたはMacOS Xを搭載したパソコンにAndroidの開発環境を構築し、ADBコマンドが利用できる状態で行えます。

導入方法はAndroidの公式Webページに記載されている通りの手順を行いますが、おおまかには以下の通りとなります。なお、初期化されていますため、事前にバックアップは取っておき、導入後は1から環境を構築し直す必要がありますのでご注意ください。

1. 端末で「開発者向けオプション」を有効にしておく(「設定」→「端末情報」で「ビルド番号」を連打)
2. 「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を有効にする
3. パソコンで端末用のシステムイメージをダウンロードして展開(解凍)しておく
4. 端末とパソコンをUSBケーブルで接続する(RSAキーを認証する)
5. ターミナル(MacOS X)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb reboot bootloader」を実行する(または端末で音量下キーと電源上キー、電源キーの3つを同時に押して起動する)
6. 端末がfastboot modeで起動したらパソコンのターミナルまたはコマンドプロンプトで展開したディレクトリー(フォルダー)に移動して、flash-all(MacOS Xなら「flash-all.sh」、Windowsなら「flash-all.bat」)を実行する

初期化されてしまいますし、再構築は大変なので、面倒な人はOTAを待ちましょう。

02


記事執筆:memn0ck


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