シャープ、スマホ向け4Kな約5.5インチIGZO液晶を開発!2016年をめどに量産化予定で、中国メーカーの採用に向けてCITE 2015で発表&展示
シャープが5.5インチ4K液晶を開発! |
Sharp(シャープ)が中国・深センにあるShenzhen Convention & Exhibition Center(SZCEC)にて2015年4月9日(木)〜11日(土)まで開催されていた展示会「China Information Technology Expo 2015(CITE 2015)」にてスマートフォン(スマホ)向けの4K解像度に迫る約5.5インチUHD(2160×3840ドット)IGZO液晶を開発・展示しています。
同社では2016年をめどに量産を開始し、シャープ製スマホに搭載される予定のほか、展示会が開かれていた中国メーカーなどに採用されるよう商談を進めます。
今回開発された4K液晶は画素密度は806ppiとなり、表示エリアは約121×68mm、画素ピッチは約10.50μm×RGB×34.5μmとのことで、高精細化では先行するLTPS技術に匹敵するIGZO液晶を開発したとしています。技術的には高開口率化技術やTFT構造の技術革新によって実現しているという。
市場ではようやく4Kテレビが販売されはじめたところですが、今後、これらの4Kテレビ向けに4Kコンテンツが増えることを見越し、スマホでも4Kコンテンツをそのまま利用できるように4K液晶を開発したとのこと。
日本での発表は現時点では予定しておらず、これは日本メーカーは現在でもスマホを開発しているソニーや富士通などはこれまでライバルのジャパンディスプレイ製ディスプレイを採用しており、日本メーカーがシャープ製ディスプレイを採用する見込みが小さいのに対し、今後、販売台数がさらに伸びる可能性が高い中国メーカー向けに中国で発表したということのようです。
この他、シャープのディスプレイはAppleも採用しているため、将来的にiPhoneシリーズにも搭載される可能性もあるかと思われます。
記事執筆:memn0ck
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